ポーランド、古都クラクフ

過去旅

 最初に紹介するのはポーランドの古都、クラクフ(Kroków)です。筆者ぽんきちはクラクフにある大学に1年ほど留学していました(語学コースですが…)。期間の半分ほどはまだコロナが流行ってたのであまり遠出する気にもなれず、寮と市街でぬくぬくと過ごしていました。というわけで、まずは数回に分けてクラクフの景色を紹介します。

 日本からクラクフへの直行便はないので、皆さんが訪れる際も基本的にはワルシャワまで行って、そこからバスや電車を使うことになるのではないでしょうか。ポーランドに限らず、大陸ヨーロッパの移動は Flix Bus がおすすめです。飛行機と同じ要領(小さい手荷物と20㎏ぐらいの預け入れ)で荷物を運べて、非常に安く移動できます。うまくいけばワルシャワからクラクフまで2000円ぐらいで行けます。そして、バスにせよ電車にせよ、たいていクラクフ・メイン駅(Kraków Główny、クラクフ・グウヴヌィ)に到着します。ポーランドの主要駅はショッピングモール直結のことが多く、でっかいショッピングモールはガレリア(Galeria)と呼ばれています。

クラクフのメイン駅直結のガレリア

写真は、見ての通りクリスマスの時期で、ツリーとスケートリンクがガレリア前の広場に設置されています。うーんとってもアメリカン!ちなみに、駅のトイレは有料だけどガレリア内のトイレは無料ということもあるのでチェックすることをお勧めします。

クラクフの場合は、駅から旧市街の距離が非常に近いです。また、この広場のすぐ目の前にトラムの駅があり、それを使って新市街の方などに行くこともできます。地図を見てもらえればわかると思うのですが、クラクフの旧市街は南北に縦断しても30分程度、非常にコンパクトな空間なので、徒歩での観光がお勧めです。ちなみに、旧市街を東西に横切るトラムの路線はありますが、南北はありません(旧市街の外周をぐるっと回るルートしかない)。

トラムの駅がある通りを渡ると、プランティ(Planty)と呼ばれる、旧市街をぐるっと囲む公園があります。ここはもともと市街の城壁があった場所で、19世紀、分割期に整備されました。当時この地域を領有していたオーストリアの首都であるウィーンと、規模は違えど似たような開発が行われました。結果として、旧市街をぐるっと回る広い道路、そこを走るトラムなど、両都市は似たような構造になっています。駅から旧市街に向かって歩くと、その壁の名残を見ることが出来ます。

留学中に門の写真を全然とっていないことが判明。これは2019年の写真で、旧市街側からの景色です。

それがこちらのフロリアンスカ門(Brama Floriańska、ブラマ・フロリアィンスカ)です。これを潜り抜けると、旧市街の北側のメインストリート、フロリアンスカ通り(Ulica Floriańska、ウリツァ・フロリアィンスカ)に入ります。クラクフは観光都市であるだけでなく大学都市でもあり、旧市街の通りはパリピ学生や旅行客で朝早くまでにぎわっています。この通りはそこまででもないですが、朝3時頃に通ったらどんちゃん騒ぎということもありました。

朝1時のフロリアンスカ通り。奥にフロリアンスカ門が見える。

フロリアンスカ通りを歩くと、背の高い建物が見えてきます。こちらが、クラクフ旧市街のシンボルのひとつ、聖マリア聖堂(Bazylika Mariacka、バズィリカ・マリアツカ)です。

これまたクリスマスの画像です。左側がフロリアンスカ通りで、右側がメイン広場(Rynek Główny 、ルィネク・グウヴヌィ)です。聖堂には見ての通り、2棟の高さとデザインが違う尖塔があり、2人の大工が競うようにして建てたという逸話があります。聖堂の中は観光客向けにも公開されていて、ミサなどがなければ見ることが出来ます。

長くなってきたので、広場や旧市街の南側はまた次回。

それでは!

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